大の男二人の体重を支えギシギシとベットが軋む。 「ジョー・・・・気持ちいい・・・?」 「・・・・・・あ、ぁ・・・ぅ・・・・っふ・・・」 ジョーディの虚ろな瞳に、データが映る。 苦しい程激しく突き上げられるのに、とうの昔に痛みは感じなくなっていて。 感じるのは体を奔っていく快感だけで、初めての感じるこの感覚に頭が可笑しくなりそうだった。 自分で自分の体を制御できなるというのは本当に恐ろしい。 男性とは勿論、女性とだってあまり性経験のないジョーディでは尚更。 逃げようと引きかけているジョーディの腰をデータはぐぃと片手で引き寄せ、更に自分の体重をかけた。 「・・ひぁ・・・あっ!!」 より深く進入してきたデータ自身がある箇所を擦り、ジョーディの体が弾かれた様に撓る。 「・・ぁ、・・ぁあ・・・・あァっ・・・!」 「ああ・・・・・・・此処がいいんだ?」 「っ・・ちが・・ぁぁん・・っ・・ゃ、・・ァ」 くすっと笑って、わざと煽るようにジョ−ディの耳元で囁くデータ。 容赦なく其処を重点的に攻めると面白いほどジョーディの腰がビクビクと撥ねる。 繋がった部分からは二人の半透明な先走りの液(混ざってベトベトになっている)が滴り、 室内にひどく淫猥な音が響き、聴覚からもジョーディを追い詰めていく。 データとジョーディの腹の間で擦られ続けたジョーディのモノはすでに限界を訴えていた。 ジョーディの頬を伝う涙をデータは舌で舐めとり、ぐいっと無理矢理足を限界近くまで開かせる。 そしてぐじゅっと音とともに一気に深く、強く奥まで自分を突き上げた。 「ふッ・・ぁ・・っあ、ァあぁーーーーーーーっッ!!」 ジョーディは一際甲高い声を上げ、体を大きく撓らせ痙攣を起こした。 今日何度目かもワカラナイ熱い白濁した情欲を吐き出して。 ジョーディは意識を手放した。 **************************************************************** 貴方というひと 「好きだよ」 「・・・・・・・・・・・・・・・・何を?」 ここはジョーディの部屋。 唐突に告げたデータの言葉に、ジョーディが首を傾げた。 「・・・・・ジョーディ、僕は君が好きだと言ったつもりなんだけど」 といい終わるや否や、ジョーディの口がデータによって塞がれる。 「・・・・・っ・・・ぅ・・・・」 空気を求めて開いた隙間からデータは舌を差込んだ。 ジョーディの奥の方で縮まった舌を探し出し優しく触れ、撫でるように舐め上げると、 ジョーディが声にならない声を上げる。 「・・・ァ・・ぅ・・・・ッ、データ!」 流されてしまいそうになるのを必死にこらえ、データをぐぃっと押し返す。 「・・・ジョー?」 「・・・なんで・・い、いきなり・・・」 初心なジョーディは顔を真っ赤にさせて、ごく小さい声で呟いた。 「・・・・僕は・・・・・・・やっと気付けたんだ。 僕が君に対して感じるこの感情。これを『恋』と呼ぶんだって事を」 データはそう言うと、ジョーディの手を取りそっと口付ける。 「・・・気持ち悪かった?僕に触られるのはいやかい、ジョーディ?」 「・・・・・・そんなことない、・・・・けど・・・」 「君が好きなんだ」 データがジョーディの服を脱がせていく。 段々と現れてくるジョーディの黒い肌に手を這わせて 「っ・・ちょっ・・待て・・・やめ・・・・」 ジョーディが抵抗するも、胸の突起を擦られるとぴくんと体が震え、指の腹で撫で上げて やれば、その抵抗する声すら出せなくなる。 「あ・・・待っ・・・ァ・・っひ・・・!!」 **************************************************************** 「強姦だ・・・・」 翌朝、目を覚ましたジョーディが枕に顔をうずめながらぽつりと呟いた。 データはもう既に服を着ていて、そのジョーディの言葉にうーんと首を傾げた。 「何故?君だって僕に抱きついてきて『もっと』て言っていたのに?」 「だぁぁぁぁああぁぁっ!!!そんなの言ってない!」 がばっと起き上がり、必死に否定するジョーディだが 「行為が始まってから46分24秒で言ってたじゃないか。覚えてないのかい? ほら三回目の、指挿れてたときだよ。君からぎゅってしがみついてきて言ってくれた。 ・・・・・・ね、これって立派な和合だよね? ああ、ジョーディ可愛かったなぁ」 「っ・・・・・!!!!!!」 と、さらっと言い返されてしまう。そんな事もあったような無かったような・・・って 「無い」ときっぱり断言できない自分が恨めしい。 とんでもないヤツに捕まってしまった、とジョーディは思う。 にやにやとした意地の悪い笑い顔をしたデータはとてもアンドロイドとは思えない。 あ、なんか溜息出てきた・・・・・・・・。 ――――でも、俺・・・・・・・ ジョーディが急に俯いて黙り込んだので、やり過ぎたと思ったのかデータが不安げに話しかけた。 「ジョー?・・・・怒った?」 「・・・・別に怒ってない・・・・・・・けど」 「けど?」 「・・・・・昨日の、別に嫌じゃなかったのが・・・・何かむかつくだけ・・・・・」 一瞬きょとんとしたデータだが、その意味を理解してひどく嬉しそうに微笑んだ。 そして少し頬が赤くなっているジョーディをぎゅっと抱きしめる。 「・・・・・・・・放せよ・・・・」 「うん」 クスクスと笑いながら返事をするデータだが、全然放す素振りは見られない。 結局、ジョーディがデータから開放されたのはシフト交代の5分前で キスマークらしき痕がありその日中足がふら付いていて、遅刻してきた機関主任と 同じように遅刻してきたオペレーション担当のアンドロイドの仲が 艦内で噂になるのにそう時間は掛からなかったとか。 END. □ あとがき □ 映画見たときからずっと頭から離れなかった話です。 ひたすらヤってるだけの話でしたが、読んで下さった方有難う御座いました。 データが偽者だとか、ジョーディ男の癖に喘ぎ声可愛すぎるだろ、とか あまり突っ込まないで下さると嬉しいです。 +++++ 読み終わった方は、プラウザバックでお戻りください +++++ |
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