そんな僕らの関係。(六年)








その壱。

仙「あぁ、唯でさえ暑いというのに、暑苦しい貴様の顔を見ていると余計暑くなるな文次郎」
文「だったら見んじゃねぇ。ってお前何処触って、」
仙「お前は知っているか?」
文「(すっげ嫌な予感がする…!/冷汗)……何を?」
仙「一年は組の一風変わった熱をやり過ごす方法を」
文「―――――――…ッ……!!?」


文次郎は仙蔵様の玩具。



その弐。

仙「で?今日は誰としてきたんだ」
文「5年の鉢屋」
仙「まるで売女だな」
文「うるせぇ。気持ち良けりゃいいんだよ」
仙「…素晴らしく浅ましいな」
文「ふん。そんな売女もどきとヤりてぇっていう酔狂はどこのどいつだっての」
仙「生意気な口は塞いでしまおうか?」


女王様な仙蔵。
文次郎は性にフランクだといいな。



その参。

長「………」
小「わぁ、これ(お菓子)くれるの!?ありがとう長次!大好きっ!!」(飛び上がって長次の頬にちゅ)
文「…お前、誰にでも口付けんのやめろよな。野郎同士で接吻してんの見るだなんて目の毒だ」
小「だってわたし、皆大好きなんだもの!長次ももんじも仙ちゃんもいさっくんも!」
文「いさ……?」(誰か分からずに首を傾げ)
長「……保健委員長」(ぼそ)
文「…あぁ、あの不運の。
  善法寺と仲良かったんだ、お前」
小「うん!いさっくん、とっても優しいんだよ!」
文「あぁそ」


文次郎は伊作に対して全く興味無し。
顔を知っている程度の認識。



その四。

〜in食堂
仙「いいか」
長「………」
こくと頷く長次。それを確認しないうちから、仙蔵は長次の向かいに座る。
仙「それ」
長「………」(醤油を取ってあげる)
仙「ほら」(長次の好物を一個だけあげる)
長「………」


小「あ、長次ちょっと嬉しそう」
文「なんであれで通じてるんだあいつら」
小「既に熟年夫婦の貫禄だよね」



その伍。

仙「脚を引張ってくれるなよ、は組」
伊「い組の天才君についていけるように頑張るよ」
仙「近寄るな。不運が移る」
伊「仙蔵、そんなにわたしが嫌い?」
仙「名前で呼ばれるいわれは無い。貴様と同じ空気を吸っているだけで不愉快だ」
伊「うわぁ。さすがのわたしでも傷つくなぁ、それ」
仙「その顔が憎たらしいと言っている」

学年の合同授業でペアになってしまった二人。
始終笑顔な伊作と無表情な仙蔵。
ふたりの毒舌による嫌味の応酬に周りの気温急降下。


心底嫌いあってる二人の図。
でも顔に全然でない伊作。
共同作業?一体なにそれ。



その六。(上の続き)

小「あーいいな!仙ちゃん、いさっくんとだったんだ!!?」
仙「そう思うなら代われ。のしつけてやるから」
小「うーん。でも後ちょっとでゴールだしなぁ」
仙「 か わ れ 。まだその忍者馬鹿の方がマシだ」
伊「はは。君たちわたしの意見は聞かないんだね
文「…………」

伍より引き続き合同授業、ゴール目前にして小平太&文次郎コンビと会う。
授業後、い組長屋。

仙「散々な授業だった」
文「全くだ。…ったく小平太の野郎、いらん道ばかり走らせやがって」
仙「文次郎」
文「あー?」
仙「小平太とは誰だ?
文「え゛」
仙「?」
文「…さっき普通に話してたヤツだろうが」
仙「あぁ……。あの万年小春日和体力馬鹿が小平太というのか


小平太………(哀)
六年目にて初めて知る事実。
仙蔵の他人に対する認識なんてこんなもの。





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2005/8/16のss日記より再録
仙蔵の女王様っぷりと、仙蔵と伊作との不仲っぷりを
感じていただけたなら光栄です……vv









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