ちょっとした小話でも。
ほのぼのといえばほのぼのな感じ。
シンダールのみなさんで。
長男エルウェ:次男オルウェ:三男エルモ
三男「大兄上、お助け下さい!」
長男「どうした、弟よ?」
三男「小兄上が怒ってくるのです。わたしは何にもしていないのに!」
次男「何にもしていないだと!?何処の口がそういうか!」
長男「まぁまぁ落ち着けオルウェ。一体どうしたのだ」
次男「っ…どうしたもこうしたもないですよ!!!
我らは最も多くの民を従えているのです!
兄上の放浪癖だけでも手に負えないのに、なのにこいつが!この愚弟が!!
唯でさえ多い民を増やしやがったんですよ…っ!!!」
長男「…………お前、今いくつだっけ」
三男「恋愛に年齢なんか関係ありませんよ、兄上方」
しかもきっと相手は年上の女性な気がするのは何故なのか。
兄ケレボルン:弟ガラシル
兄「最近随分とご機嫌が斜めだね?」
弟「……………別に」
兄「一体何を怒っているの、わたしの可愛い弟殿は」
弟「……………兄上が(ぼそ)」
兄「うん?」
弟「……兄上がノルドに熱を上げていると」
兄「あぁ、けれどかの光の姫はその名のとおり光の如く美しい。わたしなど相手にもされまいよ」
弟「……………(むぅ)」
兄が誰かに夢中になっている事実に何となく腹が立ちつつも、相手にされてないというのも何か気に喰わない弟の複雑な気持ち。
そんな弟の気持ちなんてつゆ知らず、だからどうして怒っているんだろうとか首傾げる兄の図。
ガラシルも実はブラコンなのです。シルマリルはコンプレックス者ばっかり。
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2004/12/11のss日記より再録
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