僕は君のもの
脅かしてるんです。
掻いて、って優しくいってみました。
何を、と聞かれて、そんなの決まってるでしょ、と彼を軽く突き飛ばします。
自分でしてみせて、と付け足すことを忘れずに。
彼は。
今時珍しい黒髪の、長く柔らかな髪を持っていて、しなやかな体は、無駄なもの一つ付いていないというほどに美しい。
学生服のガクランのボタンは、全てきちんと留められていて。
優等生なんです。
でもそんな彼は今、こんな人気の無い閉鎖された校舎の裏で僕の言う通り、少しの恐怖と期待に震えながら座り込んでいます。
その姿はとても愛らしい。
どうするか教えてあげたよね、と言ってみました。
上着のガクランは一番上のボタンまできっちり留めてあるのに、その下はズボンもパンツも、何もかも脱がせてあるんです。
僕にそこを見られていることに感じたのか、彼はふるりと身を震わせました。
もう慣れてもいい頃だというのに、その初々しい生娘の様な仕草はいつまで経っても変わることはありません。
噛み締めた唇が酷く艶かしい。
棹は触っちゃいけないよ、いいって言うまで駄目だからね。
いい子だからわかるよねと言って、その華奢な腕をとりました。
片手を持ち上げるように壁に縫い止めて、ほら、と。
見せて、と促して。
彼は仕方ないといった風に、もう片方の手をそっと、双丘に滑り
込ませました。
そうすると彼、あっという間に勃ってしまって。
すごい。
目の前<で可愛らしいペニスが、ぴくん、ぴくんと揺らめくんです。
つぷ、つぷりと音を立てて入り込む指先は、もうぬらぬらと自らの先走りに濡れそぼっていて。
僕は悪戯に、君のソコは敏感なんだよ。大丈夫、すぐに気持ちよくなるからね。
僕は知ってるんだよ、キミの体のこと、全部。
ね、蛇神くん。
声に顔を上げた彼の焦点は既にもう定まっていません。
反応した身体は従順に、彼の白い肌のそこここをピンク色に染め上げてゆきます。
それを見たら。
それだけで、なんだか僕はもう。
もの凄く、感じちゃったんです。
もっとよく見たいんだ。ね、お願い、と言ってみました。
ちょうど彼は指を一本入れて、気持ちいいところをくりくりとしていたんです。
彼は淫乱なので、その行為に没頭していたかったのか黙ったまま首を振りました。
まるで駄々をこねる子供のそれのように、いやいやと。
僕はそれをかわいいと思ったけれど、やっぱり彼一人が気持ちよくなるのは面白くない。
握った手に、すごく力を入れてみました。
痛いと、彼は突然の刺激に耐えられないというように声を上げます。
わがまま言う子は嫌いだって、いつも言ってるじゃないか。
悪い子だね。
そう言いいながら、僕はその時初めて自分のペニスがぐんぐんとズボンの布を押し上げていることに気付きました。
酷く興奮しています。
咥え込ませたくなってきました。
彼の小さな小さなアソコに、僕の、この大きすぎるペニスを。
でもそれは、まだ少し先のお楽しみです。
彼が自分で指を出し入れしてるところを、じいっと食い入るように見つめました。
彼は頬を真っ赤に染め上げて足を少しだけ広げます。
彼の下生えがほんの少し覗いて、しかしまだそれしか見えません。
まだだよ、と冷たく言い放ちました。
すると彼は、もじもじと腰を動かしながらまたちょっと足を開いたんです。
奥にある蕾には、ピンクのひだがちらちらと見え隠れしています。
僕はペロリと舌舐めずりをして、よしよし、いい子だね、と笑って頭を撫でてあげました。
褒められて嬉しかったようです。
彼の先っぽからは再びじゅくじゅくとしたお汁が出てきて、本当はここを触ってあげたい。
でもだめなんです。
彼が、彼自身が触って、もうだめとお願いするまでは、じっと我慢して虐め通してあげなくては。
人差し指と親指でぷくりと膨らんだ先っぽを摘んで、もう片手で根元をぎゅう、ぎゅむと握りなおして。
イけないように。
彼が泣き出すまでずっと揉み続けたこと、僕はしっかりと覚えています。
イかせて、イきたいと彼は数度、唇をかみ締めて泣きながら僕にお願いしました。
でも僕は、そんな風に簡単にはイかせてあげません。
だめ、だめと何回も言うので、なんでだめなの、好いくせに、この淫乱、とその度に強く強く擦り付けてやります。
なんでもする、から、と彼がとうとう泣き出したので、僕は尚残虐性を露わにして、僕のペニスがすきって言ってみてよ、いいでしょと言い放ちました。
蛇神くんはあ、揉まないで、くれ、いやだぁと体をくねらせながら、ペニスがすき、すきと言います。
なぜだか、僕はそれに酷く苛立ってしまったんです。
誰のなの、誰のペニスが好きなの?ちゃんと言って。言え。
ついつい声を荒げて、彼の腰を掴んだ左手の指先にぎゅう、と力をいれてしまいます。
それにもああ、と彼はけなげに反応を返すと、みかどの、みかどのが、すき、すき、だ、だから、だから頼む、お願いと泣かれました。
僕はそれに至極満足して、我慢のきかない子だね。
しょうがないなあと少し笑い、根元の手を離してあげます。
ぴゅっ、ぴゅぴゅって。
いっぱいでたんです。
あ、あん、ああ、あああ、って、あられもない声を、普段なら手の甲で押さえつける蛇神くんが。
まるでとめられないというふうに、腰を振って更に出そうとしているんです。
それを見ていたらまた悪戯をしたくなってきてしまい、意地悪にも僕はとろとろと残骸が流れ落ちる先に指をあてて蓋をしてみました。
うわあ、蓋をしてみても溢れてくるね。そんなに気持ちよかったの?
こんなにいっぱい出せて嬉しい?と聞くと、出したばかりのうっとりとした表情のまま蛇神くんはこくりと頷く。
僕に言われるがままに、ただうん、うんって頷いて。
好きモノなんだねと言ってみると、またうんうんって頷いて。
だから僕はそれにまた怒ってしまって、彼の身体をいきなりひっくり返してやりました。
君にこういうことをしてもいいのは僕だけなんだよ。
・・・それとも、毎日挿れてあげないとわからないのかな。
そう、冷えた頭で呟いて、ほぐしもしないでそのまま挿れたんです。
途中蛇神くんがいたい、やめろって悲痛な声色で叫んだけれど冷え切った僕の頭ではそれはまるで逆効果で。
慣れきったそこは、彼の抵抗とは裏腹にたいした障害もなくすんなりと僕を受け入れ、そしてそのままいちばん奥まで入りこむ。
すごく、気持ちいいんです。
きゅう、きゅうと、何度だって食むように締め付けてきて。
僕は、すぐにでも動いてその柔らかな内壁を擦り上げたかったけれど。
その時はすごく怒っていたので、腹いせにとぴたりとそこで動きを止めました。
蛇神くんが、それにすぐに焦れることももちろん計算に入れてあります。
ふいに彼が思惑通り、物欲しそうに顔を後ろに向けてきたので僕は片頬だけをあげた嫌な笑い方をしてやりました。
動いてほしいの、と聞きます。
そして言いながら、ペニスを引き抜く仕草をしてみました。
彼はその刺激にまた感じてしまったようで、ああ、といいながらまた汁をこぼして。
出し入れして欲しいの?
そのまま蛇神くんの汗ばんだ背中に覆い被さって、首元に甘く噛み付かれながら聞きます。
彼はこれにものすごく弱いんです。
そうするとはあ、と熱い息を吐きながらこくりとまた頷いて。
僕はちゃんと口で言って欲しくて、ちゃんと言って、言わないとだめだよ。
なんて言えばいいかは解かってるよね、教えたでしょうと少し強く言ってみる。
すると彼はまたいやいやと駄々をこね、力なくふるりと一回だけ首を振って。
僕はそれが、彼の心がどうしよう、でも、と揺れている時の仕草だということを知っている。
だから彼の一番イイところを、擦りこむようにぐりぐりと押し付けてみる。
あっ、息をのむようなか細い声がして、でももうそれ以上は彼が腰を振ってもそれ以上は絶対にしてあげない。
そうすると彼は我慢できないといった風にやがて息も絶え絶えに唇を開いて。
み、かどの、・・・・で、
・・・・・・な、なかを、こすって・・・ッあ、アア!
彼が言い終わらないうちに、勢いよく腰を叩きつけました。
僕の体の下で四つんばいになって、蛇神くんの身体はひいひいと言いながらその律動に大きくしなる。
あん、あ、ああ、あ、うああ、ん、んふぅ、
あぅ、あああ、あ、あ。
無意識に、その強すぎる快楽から逃げ出そうとする彼の上半身をがっちりと捕まて、そのまま獣のように只腰だけを動かして。
激しすぎる律動に、その反動でぴゅ、ぴゅくと蛇神くんの振動に揺れるペニスからお漏らしのような先走りが漏れているんです。
僕もじくじくと焼けるような快感に、段々と頭の中が白い靄がかかったようになってきました。
逃げられないからね。
君は死ぬまで一生僕のものだ。
いいね、僕だけのものだ。
君は少し忘れっぽいから、こうして毎日でも体に教えておくんだよ。
ぐちゅぐちゅ。
結合部から響くいやらしい音が嫌というほど耳に入り込んできて、僕はもうそれだけでイってしまいそうになります。
今まで何人もの女を抱いて、それこそ名器と呼ばれるものや処女との経験まであったというのに。
どれもこれも、一貫してイくことが出来なかった自分が、彼の中に入ると実は結構早いんです。イくの。
そんなことを考えて油断していると、不意に蛇神くんが、繋がったままの状態でこちらに弱弱しく振り返って。
んん、あ、みか、みかど、すき、みかどだけが好き、ア、あぅ、ああ
涙と唾液と精液にまみれた顔で、一生懸命にこちらを向いて。
ぶわ、と。
自分の下半身の奥底から何か得体の知れない熱いものがこみ上げてくるのが解かりました。
そしてそのまま、その劣情に任せるようにずぽずぽと腰をめちゃくちゃに打ち付けて。
――――っ!
物凄くいやらしい顔で、僕の顔を必死で見つめながら。
イっちゃったんです。蛇神くん。その後、何回も、何回も。
・・・ねえ、蛇神くん、挿れて欲しい?
彼のアナルの中にある自分の指は既に3本にまで増えてます。
とろとろに先走りで濡れた彼のペニスが、僕のその一言でまたぴゅく、と感じ入った風に反応します。
後ろだけでイけるようになったのも全て僕の努力の賜物です。
こんなにいやらしい身体になって、きっと彼は僕なしじゃ生きていけない。
ああ、だめだよ。まだイっていいなんて言ってないでしょう。
はあ、はあと荒い息を零しながら、腕の力だけでは体を支えられなくなった蛇神くんはこちらへもたれるようにして甘えてきます。
彼のこういう、ふとした瞬間に見せるわがままなところが好きです。
そんなことを思っていると、彼から触れるだけのキスが贈られてきました。
挿れてほしいとお願いのサインです。
でも僕はまだこうしていたかったので、焦らすようで少し悪いなと思いながらも、そうだ、と思いついたふうに言ってみました。
蛇神くん、こっち向いて。
不思議そうに体ごとこちらへ向けた蛇神くんの身体はどこもかしこもピンク色で、目には涙の薄い膜が張っています。
僕が少し触っただけで、こんなにして。
ほんとうに、この目の前の彼はなんてかわいい。
君の舐めたいんだ。
しゃぶらせて。
そう言っただけで、彼の先端からはぽたぽたと雫が垂れました。
そ、うか。いや、あの・・・別にいい。
僕がめったにしてあげない彼のそれを舐めるという行為に興奮したのか、少しどもりながら、そのままで居心地悪そうに視線を泳がす。
僕は、ぴょこんと跳ねたかわいらしいそれをねっとりと舐め上げながら、囁くように言ってあげたんです。
あ、あ、ん、なに。
・・何て、いった、今。
あ、あふ、んぁ、あ。
息も絶え絶え、口の端からだらだらと唾液を垂らしながらそれでも蛇神くんは一生懸命に聞いてきます。
きちんと聞かないと、後からお仕置きされるのを知っているからです。
僕は口を少しだけ離して、先端に繋がった銀糸を舐め取りながら、そこに吐息を吹きかけるようにして答えてあげました。
「蛇神くんの、スゴクおいしいっていったんだよ」
蛇神くんのペニスがぴくん、と勢いよく跳ねて、そのまま僕の唇にぺちゃりと当たりました。
ふるふると小刻みに震えて、ますますピンク色にしちゃってます。
その後すぐ、耐え切れないように唇を噛み締めて。
あ、んぅ、ん、ん、と言いながらイってしまった蛇神くん。
僕たちやっぱり、愛し合ってるんです。
*End*
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** HAPPY BIRTHDAY to kaori **
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□ 感想 □
牛蛇!架檻のミスフルの一押しカプですっ。
牛様が鬼畜なのに蛇さんのことをとても愛しているのが伝わってきます。 美味しい!
こんな素晴らしい誕生日プレゼントをくださって有難うございます!
大好きです、こみちさん!!
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+++ プラウザバックでお戻りください +++
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